読みどころ
「うちは仲がいいから大丈夫」と思っている方にこそ読んでほしい、相続トラブルの“落とし穴”を紹介する記事です。
同居・介護・再婚・話し合い不足…実はよくあるケースが“争続”のきっかけになることも。
実際に起こりやすいパターンをもとに、備えるべきポイントをやさしく解説しています。家族の未来を守るために、今こそ読んでおきたい内容です。
一般の方、このお盆に家族が集まる方、相続について家族で話し合ったことのない方
こんなケースは要注意!“争続”になりやすい相続パターン
はじめに
記事をご覧いただきありがとうございます。お盆特集の第3回では、ちょっと気になるテーマ、「争続(そうぞく)」についてお話しします。相続という言葉には「引き継ぐ」というあたたかいイメージがありますが、ときに家族の間で揉めごとが起こってしまうこともあります。
「うちは仲がいいから大丈夫」「財産もそんなにないし…」 そんな方にこそ、知っておいていただきたい“要注意パターン”を、やさしくご紹介します。

“うちは大丈夫”が一番あぶない?
家族同士の仲が良いことは、とても素晴らしいことです。 でも相続の場面では、
- お金の話がはっきりできない
- 遠慮や誤解が残ったままになる
- 思わぬ不公平感が生まれる
といった理由で、想像していなかったトラブルにつながることもあります。
こんなケースは要注意!
以下のようなパターンは、特に注意が必要です。
長男が家を相続する予定だけど、他の兄弟とは話していない
→ 「実家は長男が継ぐのが当然」という考えが通用しない時代。他の相続人が納得していないと、感情のズレが大きな問題に。
親と同居している兄弟だけが介護や家の管理をしている
→ 「私は親の面倒を見たのに、相続は平等なの?」と不満が出やすいパターン。感謝の気持ちや分担をどう評価するかで話し合いが難航しがちです。
再婚・前妻との子どもがいる
→ 法的には「すべての子に相続権がある」ため、普段会っていない相続人との手続きや話し合いが必要になります。
遺言がないまま相続が始まった
→ 財産の分け方について意見が合わず、遺産分割協議がまとまらないことも。家族の関係がギクシャクしてしまう前に、準備が必要です。

“争続”を防ぐための第一歩
大切なのは、「みんなが納得できるように、あらかじめ考えておくこと」。そのためには…
- 財産や相続人の状況を整理しておく
- 家族の中で、事前に話せる範囲で気持ちを共有する
- 遺言書やエンディングノートを活用して、想いを残す
「話しにくいから」「まだ元気だから」と後回しにすると、あとで家族が困ってしまうことがあります。
まとめ
相続は、家族の将来を左右する大きなできごと。仲の良い家族ほど、「感情のすれ違い」からトラブルになることもあります。だからこそ、「うちは大丈夫」と思っているときにこそ、 ちょっとだけ立ち止まって、“争続のリスク”に目を向けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回予告
次回は「わたしの財産リストを作ってみよう」というテーマでお届けします。
“いざというとき”に困らないために、今からできるのが「財産の棚卸し」。通帳や不動産、保険や借金まで、スッキリ整理しておくことで、 ご家族の安心にもつながります。簡単にできる作り方もご紹介しますので、ぜひお楽しみに!
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