読みどころ
相続について「うちは大丈夫」と思っていても、実は見落としがちなリスクが潜んでいることも。
この記事では、簡単なチェックリストを使って、わが家の相続リスクを自己診断できます。相続トラブルの“種”に気づくきっかけに、家族の未来の安心のために、まずは今の状態をチェックしてみませんか。
一般の方、このお盆に家族が集まる方、相続について家族で話し合ったことのない方
わが家の相続リスク診断チェックリスト
はじめに
前回の記事では、「もし今日、相続が始まったら?」というテーマで、相続が突然やってくることや、そのときに必要な確認事項についてお伝えしました。
今回はその続きとして、「自分の家族に、今どんな相続リスクがあるのか」をチェックしてみましょう。 簡単な質問に答えるだけで、いま気をつけておきたい点が見えてきます。
このチェックリストが、家族で相続について話し合う一歩になることを願っています。

チェックしてみましょう
以下の質問に、「はい」「いいえ」で答えてみてください。該当する項目が多いほど、将来の相続で“もめる”可能性が高まることがあります。
- 不動産の名義が、亡くなった人のままになっている
- 財産の内容や保管場所が、家族にきちんと共有されていない
- 遺言書を作成していない
- 相続人の中に疎遠な人・音信不通の人がいる
- 再婚や子連れ婚など、家族構成に複雑さがある
- 相続人のうち一人だけが親の介護を担っている
- 生前贈与を受けた人がいるが、内容を他の家族に伝えていない
- 借金や保証人になっているかもしれない
- 会社や自営業をしていて事業用の資産がある
- 家族で相続について一度も話したことがない
結果の目安
→ 今のところ大きなリスクは少ないようです。このまま準備を進めると安心です。
→ 相続の内容や家族の関係に、トラブルの“種”があるかもしれません。早めに確認と対話を。
→ 今のままでは、相続が始まったときに混乱や対立が起こる可能性が高い状態です。できることから準備を始めましょう。
リスクの背景には、共通する原因が
多くのご家庭で起きる相続トラブルには、共通の背景があります。
ちゃんと話してなかった
誰に相談していいか分からなかった
情報が家族に共有されていなかった
つまり、「準備不足」と「コミュニケーション不足」です。大切なのは、「財産の多い少ない」ではなく、「備えと対話の有無」なのです。
今できる一歩を踏み出すために
このチェックリストで気になる点があれば、まずはそれを家族で共有してみましょう。
「うちは、こういうところちょっと心配かも」
「そろそろ話し合っておいたほうがいいかもね」
そうした一言が、大きな安心につながります。

まとめ
相続のリスクは、「何かあってから」では手遅れになることもあります。でも、今ならまだ準備できることがあります。まずは、家族の現状を知り、気づきを共有することから始めてみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回予告
次回は「こんなケースは要注意!“争続”になりやすい相続パターン」というテーマでお届けします。
「うちは大丈夫」と思っていても、実は身近に“争続”の芽は潜んでいます。
介護や同居、再婚、話し合い不足…よくあるケースがきっかけで、思わぬトラブルに発展することも。具体的な事例をもとに、事前にできる備えについて分かりやすくお伝えします。
チェックリストで気づいたこと、気になった点、どんなことでも構いませんので、お気軽にLINEでご相談ください。
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