読みどころ
相続の準備って難しそう…そんな方におすすめしたい「はじめの一歩」が“財産リスト”の作成です。
何がどこにあるかを自分自身で把握するだけで、将来の相続も日々の安心もぐっと変わります。
この記事では、財産リストの作り方やポイントをわかりやすく紹介。
家族に安心を残したい方、自分の生活を整理したい方、まずはここから始めてみませんか?
一般の方、このお盆に家族が集まる方、相続について家族で話し合ったことのない方
わたしの財産リストを作ってみよう
はじめに
記事をご覧いただきありがとうございます。 お盆特集もいよいよ第4回。これまでの記事では、相続が突然始まること、話を切り出すきっかけ、そして家族での対話の大切さをお伝えしてきました。
今回は、いよいよ“自分のためにできる準備”に一歩踏み出す内容です。その第一歩としておすすめしたいのが、「わたしの財産リスト」を作ること。難しい書類は一切不要。ご自身の頭と気持ちの整理にもなりますので、ぜひお試しください。

「財産リスト」ってなに?
財産リストとは、自分の財産の全体像をひと目で分かるようにまとめた一覧表のことです。銀行口座や不動産、保険など、「自分には何があるか」を整理するだけでOK。
相続のときに必要になる情報が一目で分かるだけでなく、 自分自身が今後の人生をどう歩んでいくかを考えるヒントにもなります。
こんなときに役立ちます
- 家族に「何がどこにあるか」を伝えたいとき
- 将来の相続や贈与を考え始めたとき
- 自分の老後資金や生活設計を見直したいとき
- 万一のとき、家族が困らないように備えておきたいとき
「まだ元気だし関係ない」と思っていても、いざというときに困るのは家族です。何もないと、「通帳が見つからない」「保険の存在を誰も知らなかった」といった混乱につながりかねません。

まずは書き出してみましょう
書き方は自由ですが、以下のような項目を参考にしてください。
- 銀行名・支店名・口座種別(例:普通・定期)
- 通帳の保管場所
- 所在地(例:高松市○○町)
- 名義・登記簿上の情報(分かる範囲でOK)
- 保険会社名・契約の種類(例:終身・医療・がん)
- 契約者・受取人の情報
- 保険証券や通知書の保管場所
- 自動車(車検証の所在)
- 借入金(住宅ローン・奨学金など)
- 貸しているお金、保証人になっているものがあればその情報も
- 重要な書類がどこにあるかをまとめておくだけでも、家族には大きな助けになります。
コツは「完璧を目指さない」こと
財産リスト作りは、完璧でなくてOK。まずは書けるところからで大丈夫です。最初は手帳のメモ欄にざっくり書くだけでも、十分な第一歩。できれば定期的に見直しながら、「これ家族に伝えておいた方がいいかな?」という視点を持って更新していくとベストです。
リストは「信頼できる人」と共有を
財産リストを作ったら、信頼できる家族や専門家に共有しておくことをおすすめします。
「いざというときは、これを見てね」と一言伝えておくだけで、 残された人の負担はぐっと軽くなります。
※ただし、個人情報の塊なので、保管場所や共有先には十分に注意を。
まとめ
「わたしの財産リスト」は、自分のためにも、家族のためにもなる“備え”のひとつです。お金のことは誰でも後回しにしがちですが、知っておく・伝えておくことで、未来のトラブルを防ぐことができます。
このお盆のタイミングに、ぜひ「自分の財産、どこに何がある?」と見つめ直してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回予告
次回は「遺言書って、いつ作ればいいの?」というテーマでお届けします。
タイミングの見極め方や、見直しのポイントなど、迷いやすい点を分かりやすく解説します。
財産リストの作り方や、「これは相続の対象になるの?」といった疑問も、LINEからいつでもお気軽にご相談ください。私たちが、あなたの“相続迷子”の道案内をいたします。
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